傾斜スイッチを拾った。傾けたり振動を与えたりすると接点がＯＦＦになるスイッチで、暖房器具の耐震自動消火装置に使われたりす物だ。これを使って振動アラームを作ってみよう。
作ることができた。車の盗難や、いたずらの防止に使うことにする。
・振動で傾斜スイッチの接点が一瞬だけＯＦＦになった場合でも、
一定時間ホロホロブザーが鳴リ続けるようにする。
・待機中の消費電流をできるだけ小さくする。
・回路部品を全てホロホロブザーのケース内に収める。
・できるだけ手持ちの部品を使う。
ホロホロブザーは３Ｖ仕様だが、トランジスタのＯＮ抵抗を考慮して電源電圧を４．５Ｖとした。待機中の消費電流を測定してみると、６０μＡであった。乾電池は単三で十分だろう。
振動で傾斜スイッチの接点が一瞬だけＯＦＦになった場合でも、約３０秒間ホロホロブザーが鳴り続けるようにコンデンサの容量を決めた。コンデンサの容量を大きくすれば３０秒以上にすることもできるが、ホロホロブザーのケース内に部品を収めるにはこれが限界だ。（小型のタンタルコンデンサを使用）
購入した部品は電池ホルダーだけで、その他の部品は手持ち品を使った。単三乾電池は職場のゴミ箱から使えそうな物をリサイクルした。
裏面にマグネットを貼り付けた。車に取り付けて、ドアを閉めたりタイヤを蹴ったりするとホロホロブザーが鳴る。ちょうど良い感度だ。
１９９９/０９/０５
１９９９/１１/０８ 更新
