家電量販店にて家電製品を購入することがあるが、家電量販店の中にはポイント
還元方式を取り入れている販売店が多い。私もポイントカードを２枚ほど持ってい
るが、ポイント還元方式は何となくちょろまかされているようで好きになれない。
ということで、ポイント還元方式は客にとって得なのか損なのか、算数してみた。
まづ、ポイントの還元率を１０％と仮定し、販売価格１０万円の地デジテレビを
購入したとしよう。その場合、販売価格の１０％に相当する１万円分のポイントが
還元される。次に、販売価格１万円の加湿器を全額ポイント残高で購入し、残高を
使い切ったとしよう。この場合、支払った総額は１０万円となる。ここで、地デジ
テレビと加湿器の実売価格を考えてみる。販売価格は実売価格にポイント還元分の
１０％分を上乗せしたものと考えることができるので、逆算すると地デジテレビの
実売価格は９万円、加湿器の実売価格は９千円と見なすことができる。これでは、
総額９万９千円の商品を結果として１０万円で購入したことになり、差額の千円を
損したことになるではないか。何故このようになるかというと、ポイントの残高で
購入した商品についてはポイントが還元されないので、実売価格９千円の加湿器を
割高の１万円で買わされたことになるからである。
以上のことから、ポイント還元方式を取り入れている販売店と、そうでない販売
店を比較した場合、実売価格の同じ商品を購入するならポイント還元方式ではない
販売店を選んだ方が得であることが分かる。あーすっきりした。