| ６. | ノコギリクワガタの筋力測定（2000/08/11） |
ノコギリクワガタのオスは、大顎が非常に大きく発達しています。力も強く、カブト虫やクワガタ虫などの、甲虫類の頑丈な体に大穴を明けてしまいます。そこで、どのくらいの力があるのか測定してみることにしました。測定方法は至って簡単で、水を入れたバケツを大顎の力で床から持ち上げてもらいます。さて、どのくらいの重さを持ち上げることができるでしょう。
まず、１．０ｋｇから試技のスタートです。
これは簡単に成功しました。
次は１．５ｋｇです。
これも成功しました。
次は２．０ｋｇです。
少し重そうでしたが、成功しました。
次は１割増やし、２．２ｋｇにしました。
これはかなり苦しそうで、上がりそうで上がりません。休憩を入れながら数回の試技にトライした結果、見事に持ち上げてくれました。
さらに重量を増やしても、持ち上げられるかも知れませんが、これ以上の重量は危険過ぎるので中止にしました。
今回の筋力測定は記録２．２ｋｇにとどまりましたが、実力はこんなもんじゃあないと思います。尻を叩かれてノコギリクワガタ選手が全力を出し切ったかというと、それは極めて疑問で、自然界では樹液やメスの奪い合いで、もっと強い力を出しているのではないでしょうか。
| 尻をバシバシ叩くのが試技開始の合図 | 試技終了後も興奮気味 |
最後に、筋力測定に協力してくれたノコギリクワガタ選手の体重を測定してみました。体長７２．５ｍｍのノコギリクワガタ選手の体重は、タッタの５ｇでした。これ、１円玉５枚の重さと同じです。計算すると、体重の４４０倍の力を出したことになります。恐ろしいほどに驚異的なパワーウエイトレシオです。
ノコギリクワガタ選手、大変お疲れ様でした！
