| １１. | 採集記（2001/08/05） |
今年になって初めての採集です。といっても今回の目的は採集が主ではなく、飼育によって繁殖したカブト虫を自然に放すのが目的です。昨年に採集したカブト虫が卵を産み、オス７匹とメス３匹の成虫が誕生しました。その内のオス１匹とメス１匹は飼育中に星になってしまいましたが、元気な８匹はこれまで十分に遊んでもらったので山に放すことにしました。自然の山を知らないまま飼育容器の中で一生を終えるのはあんまりなので、余生は先代の故郷で自由に過ごしてもらうことにしたのです。放した場所はいつもの採集場所です。
（左の写真のメスは現地に居た天然物です）
離れた場所に２匹ずつ計６匹を放した後、最後の場所で残りの２匹を放す予定でした。ところが“ぎっちょんちょん”大変な事態に！ あるべき所にあるはずのクヌギ林が忽然と姿を消していました。おぅ、なんてこったぃ！ スギ林の中のクヌギだけが伐採され、後には雑草だけが生えていました。そこは昨年に超大型のノコギリクワガタが採集された場所です。虫達の貴重な生息場所が、ひとつ消えてしまいました。すごく悲しいです。ということで、２匹（オス）は放さずに持ち帰りました。
カブト虫を放したついでに採集もしました。コクワガタとアカアシクワガタをそれぞれ１０匹くらいとノコギリクワガタを３匹、それとカブト虫のメス１匹を発見しましたが、アカアシクワガタを４匹だけ持ち帰ることにし、その他は放してきました。一番大きいアカアシクワガタのオスは体長５０ｍｍです。特別に大きいわけではありませんが、採集した中では過去最大です。
アカアシクワガタ （オス） ３匹
（メス） １匹