| １２. | これホントにギラファのメス？（2001/08/07） |
７月に購入したパリーフタマタクワガタとギラファノコギリクワガタの異変に気付いたのは、購入してすぐのことでした。それぞれペアで購入したフタマタのメスとギラファのメスが、上下左右前後のどこから見ても色と形がそっくりなのです。クワガタ虫のメスは、種類の判別が難しいのは世界の常識です。とはいってもフタマタとギラファは近い種類ではないので、これほどまでにメス同士が酷似しているのは不自然です。早速、ネットで調べ、また図書館（書店のこと）でも調べたところ、フタマタとギラファの決定的な違いを知ることができました。その違いは触覚にあり、フタマタの触覚は先端が６本に分かれているのに対し、ギラファのそれは４本だということです。結果として、購入したメスの触覚はいずれも先端が６本だったので、２匹ともフタマタであると断定しました。ギラファのペアを購入したはずだったのに、一体どうして？ ということで、今日はギラファのメスを１匹、新たに購入しました。
では、触覚の違いを見てみましょう。左の写真はフタマタのメスで、右の写真はギラファのメスです。どちらも内側の１本が小さいですが、６本と４本の違いが良く分かります。これはオスでも同じです。メスの体型を見比べると、胸の縁の形状にも違いがあることが分かりました。
一体どこでどう間違われたのか分かりませんが、今回の間違い騒動で得をしたのは誰でしょう。それはフタマタのオスでした。メスが２匹になって、名前の通りフタマタ状態になり、いい思いをしています。
（メスを傷付けないようにオスの大顎に輪ゴムをかけました）
